松本養蜂総本場 体験会

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2023年7月29日(土)IMAの仲間でもある松本高明、彩子さんご夫妻の経営する松本養蜂総本場にて養蜂について勉強させて頂きました。松本養蜂総本場は創業83年の長い間、会津の森で養蜂を行ってきました。養蜂は人と自然が共生する循環型の産業であり、農薬などの影響がない自然環境が整い、採蜜できるさまざまな種類の花が咲き、花が咲く季節に合わせて巣箱を移動し、ミツバチの社会に配慮した採集量を考え、冬には越冬の為に千葉県の房総にトラックで巣箱を移動する。という細やかな心配りをしてやっと毎年はちみつが採集できることを知りました。真社会性昆虫であるミツバチの役割やルールなど興味の尽きないお話とともに農作物のおよそ7割がハチの受粉によって成り立っていること。その為自然環境の悪化にともないミツバチが減少すると人類が食糧危機に陥ってしまうということなど、さまざまな学びを頂きました。当日はハチを刺激しないように皆黒色の服は避けていきましたがハチの活動を撮影しようと黒いカメラを持ち巣箱に近づいた途端にハチが向かってくるという行動が見られました。その場合、落ち着いて巣箱からゆっくりと距離を置き離れることによってハチは追跡を止めること。こちらが大きく反応するとそれがハチ達に伝わる感覚を体験しました。生命体同士のそれぞれが発する何かが行き来していることを実感したことで昆虫と人間は同じ生活圏を共有しているという当たり前のことを実感し、お互いに影響し合っているということを強く感じました。

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